インプラント治療は医療費控除の対象になる?

2017年12月4日治療費について

窓際で頬杖をつく女性

近頃ではインプラント治療もメジャーとなり、ひとつの選択肢として考えられることも増えています。

しかしながらメジャーな治療になったと言えども、治療に掛かる費用が安くなっているわけではありません。そもそも保険適用外の治療のために高額の負担が発生しやすいです。

ですがインプラント治療は医療費控除の対象となります。

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確定申告で医療費控除を申告する

確定申告の手続きをすれば一部を取り戻すことができますので、その点も考慮することで治療へのハードルも低くなるはずです。

ただし、医療費控除にするには注意点もあります。まず一般的に考えられる水準を著しくオーバーしている場合は対象外です。

あくまでも一般に考えられる枠内での負担に対して適用されますので、何らかの理由で高額になり過ぎている場合ですと注意しなければいけません。

ホワイトニングなど美容目的の場合も対象外になります。医療費控除はあくまでも治療を目的にしている場合に適用される制度です。

単に口元を美しくしたいといった理由ですと、個人的な欲を満たすための治療になってしまいますので、税金が関係するこの制度を利用することはできないのです。

対象に該当するもの

治療目的に該当する例としては、例えば事故や病気などが原因で歯を失ってしまった場合です。

その際には本来の機能を取り戻すために医師からもインプラントが推奨されることがあります。

れっきとした治療を目的としたものならば救済措置として控除を申請することが可能なのです。

インプラントは美容目的で行われることが多い治療でもありますが、その場合は前述したように適用外となりますから注意が必要なものの、反対にちゃんとした治療ならば控除を受けることができ、また、金額も大きくなる可能性がありますので、欠かさずに申請を行うようにした方が良いでしょう。

控除対象になるものとは?

メモを取る手元

では医療費控除を受ける場合、どのような費用に対して適用されるのかということですが、治療そのものに掛かる費用をはじめ、必要な薬の費用や通院のための交通費までも対象にしてもらうことができます。

なお、交通費はマイカーに対しては適用されません。公共の交通機関を利用している場合のみ適用されます。

これらの費用が合計で10万円以上となっている場合は適用となりますが、大事なのが領収書などをきちんと保管しておくことです。

どれだけの出費があったという証明をしなければいけませんので、申請手続きをするまで捨てずに取っておくようにしましょう。

分割払いの場合は?

インプラント治療は高額の費用が掛かりがちなため、場合によっては支払いにローンやクレジットカードなどの分割払いを利用していることもあるかもしれません。

その場合も適用がされるのか心配になるものですが、ローンなどの場合でも適用対象となりますので安心です。

手元に領収書がないこともありますので申請の時に困る可能性があるものの、しかしながら契約書の写しなどがあれば問題ありません。

ちなみに金利や手数料は対象外ですから何でもかんでも控除対象にすることはできないです。

医療費控除の申請をするタイミングについてですが、基本的には2月半ばから3月半ばの確定申告をする時期に、前年の1月から12月までに掛かった費用について申請をします。

しかしながらうっかりと申請を忘れてしまうこともあるかもしれません。ただもし忘れてしまった場合でも心配をする必要はありません。過去5年までさかのぼって申請をすることができますので、次のタイミングで手続きをすることも可能です。

無論、以前に忘れてしまったからと放置されていた件に関しても、5年以内なら申請することができます。お金が戻ってくる可能性がありますから、まだ申請を行っていない場合は手続きを行うようにした方が良いでしょう。

Posted by ふすま