ジルコニアセラミッククラウンの特徴と値段

2018年1月22日ジルコニアセラミック

オールセラミックの歯

綺麗に歯磨きをしているつもりでも、知らないうちに虫歯ができてしまったり事故や怪我などで差し歯になってしまった場合には、どのような素材のものを選びますか?

保険適応内であれば、金属や硬質レジンジャケット冠と呼ばれるプラスチックのものが主流です。値段は、一本あたり3000円から8000円と医療保険が利用できるため安価で使用できるのが特徴です。

金属の場合は、経年劣化をしてしまうので金属が溶け出してきて場合によっては、金属アレルギーを引き起こしたり、周囲の歯を傷つけてしまう可能性があります。

硬質レジンジャケット冠は、素材としてはプラスチックになります。着色汚れに対して弱いという面があるため、長年使用していると黄ばんできます。汚れがつきやすいため、他の歯に比べて色が悪くなりやすいというデメリットがあります。

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保険適応外の素材

保険適応外の素材では、どのようなものがあるのでしょうか。

現在最も主流なのがセラミックです。

セラミックは、金属や硬質レジンジャケット冠に比べると強い素材でそれぞれの人の歯の色に近い色を出すことができると言われています。1本あたりの価格は80000円からと言われており、保険適応の差し歯に比べて10倍以上の値段がすると言われています。

強い素材とはいえ、持って生まれた歯に比べると弱い場合もあり、奥歯などには使えないケースもあります。ですので奥歯に差し歯はできないと言われていました。そんなトラブルを防ぐために、近年でてきた素材がジルコニアセラミッククラウンです。

ジルコニアセラミッククラウンの値段

ジルコニアセラミッククラウンとは、セラミックよりもずっと強い素材で最近歯科治療で良く使用されています。

色も歯に近くすることができるだけでなく、汚れもつきにくいため綺麗な歯を保つことができます。しっかりと手入れをするとかなり長い期間使用することができます。

オールジルコニアで作成した場合は20年以上の強度を持つと言われています。1本あたりの価格は100000円から200000円となり、保険適応の差し歯に比べるとかなり高い金額となります。しかし、今まで使用できなかった奥歯にも使用ができるとあり、部分入れ歯をするよりも他の歯に対しての負担が少ないです。

ただオールセラミックに比べると見た目が不自然な白さになってしまいやすく、前歯の治療にはオールセラミックが使用されることがほとんどです。

長い目で見て自分の歯を守るために、良い素材を使うことで将来の歯に関するリスクを減らすことができるかもしれません。どのようなものを、選ぶかは歯科医と相談すると良いでしょう。

Posted by ふすま