保険外治療でキレイな差し歯!セレックが安い?

2018年1月3日差し歯

メモとペン

質が高く耐久性のいい差し歯を作る場合には保険外で作ることが前提となります。

保険を適用させたものにすれば安いものを手にすることができますが、質の面で問題があります。例えばレジンと呼ばれるプラスチックを使えば、レジンが変色し見た目にあまり良くないものになってしまいます。

一方で金属を使った場合でも金属アレルギーの人には使えないだけでなく、金属イオンがしみ出てきてそれが歯を黒くすることが指摘されています。

安い保険外の差し歯

キレイなセラミック歯でほほ笑んだ口元

保険外で差し歯を作る場合も10万円近いお金を出して作らなければならない点がネックでしたが、今はかなり安いものとなっておりこれが改善されつつあります。

保険外でも安い差し歯にできる理由として、最新の技術を使って作られる「セレック」というものが登場したことです。

機械で作成するセレック

今までの差し歯はゴムのようなものを噛み、それによってできた歯型を見て歯科技工士が作り上げていくというのが一般的でした。調整にも時間がかかり、歯科技工士に任せる手間や時間もかかるためそれが値段に直結しました。

最近登場したものは歯科技工士がいなくても作れます。まず治療する部分を削ると口の中に3Dカメラを入れてCGを作ります。CGで歯の形が作られそのデータを機械にセッティングし、機械の中に入れたセラミックの塊に水を吹き付けて完成です。

これまでは人間の手で作られていた差し歯をすべて機械に任せることにより、すぐに作ることができます。たった1時間程度で完成し装着ができるため、仕事が忙しい人にはありがたい代物です。

同じ機械を使って保険適用がなされるものもありますが、カメラを入れることができずに粉末のようなものを患部に吹き付けてから作成するため時間がかかります。

費用は3万円程度とされており、通常のものより半値以下で利用できます。時間も短縮され値段も安く、それでいて金属を使っておらず長持ちするという夢のようなものが存在します。

セレックのデメリット

唯一の気がかりは最新の技術を用いて歯科医院の中に専用の機械があることが前提となるため、すべての歯科医院が導入しているわけではない点です。

機械を導入するのにかなりの費用がかかるため、余裕のあるところしか導入していないのが実情です。かかりつけの歯科医院では導入していない可能性もあるため、それを利用するためには転院を余儀なくされる恐れもあります。

ただ、複数の歯でこうした治療が必要な場合には通常のやり方だとかなりの負担になることも事実です。費用や時間などを考えると、転院してでも最新の技術による治療がおすすめです。

職人の手で作成されたものには劣る部分も大きい

メモを取る手元

セレックなら機械で安く短時間で作成できるのはいいのですが、細かい色の調整ができなかったり、やはりより自然でキレイなものにするには歯科技工士の技術が不可欠です。

前歯など目立つ部分は少しの違いが違和感につながるため、目につく部分の治療であればよく考えるべきでしょう。

今はセレックで作成する安い差し歯とほとんど変わらない価格で、歯科技工士が作成するキレイなオールセラミックを提供する審美歯科もあるので、そういった格安審美歯科も一度検討してみることをおすすめします。

私も前歯をオールセラミックにしましたが、よければ以下の体験談もご覧ください。

Posted by ふすま